アーカイブ | 7月 2016

  • てんかんの手術、ケトン食療法、テグレトールの服用

    てんかんというのは、脳の神経細胞の異常な興奮によって、けいれんや意識障害などを引き起こしてしまうという病気で、外から見ると苦しそうに見えても、意識がない状態の本人には、そのあいだの記憶がまったくないといった場合もあり得ます。てんかんの発作にもさまざまなタイプがみられ、大きく手足をばたつかせて、あきらかに発作であるとわかるようなものから、少し筋肉が動く程度のものまであります。当然ながら、その治療についても、タイプによってさまざまなものがあるため、同じてんかんであるからといって、一概に治療方法を決めることはできないのです。 脳の損傷などが原因となっている難治性のてんかんであれば、外科的な手術という手段をもって治療することもあり得ます。たとえば、病巣部分を切除したり、あるいは側頭葉を切除したりといったものがあります。ほかに、ケトン食療法といって、食事のなかから糖分や炭水化物にあたる部分を極力減らして、その分脂肪を増やしているという特殊な食事、いわゆるケトン食を一定の期間にわたって摂取するという治療の方法もあります。 さらに、どちらかといえばてんかん治療の一般的な方法ですが、テグレトールのようなてんかん治療薬を服用するという薬物療法などもあります。テグレトールは脳の神経の興奮をしずめ、発作を予防するというはたらきをもっていますので、これを状況に応じて飲みつづけるわけです。ただし、テグレトールの場合、はじめは少量を服用し、その後数週間をかけて、徐々にその分量を増量して服用させるといった方法をとりますので、医師による指導のもとで服用することが、他の医薬品などよりも、より望まれるといえるでしょう。
  • てんかんは自閉症似の非痙攣性の症状とテグレトール

    突然に体が痙攣する、体がこわばるなどの症状がてんかんの症状のように思われますが、実はてんかんの症状の中には非痙攣性などの痙攣が症状として出ないものもあるのです。非痙攣性のてんかんは視覚や聴覚での変調などのほか、記憶障害、目の凝視といった症状があります。てんかんは子どもでもかかることがあるので、非痙攣性の一点を見つめる凝視の症状が自閉症の症状と誤認されることも。視覚や聴覚に異常を感じる、記憶障害がある、知らずに凝視してしまうなどがあれば、念のために医療機関を受診して医師の診断を受けるようにしましょう。てんかんは症状の度合いによっては放置しておくと、神経細胞や脳の機能に問題が起こる可能性があるので早めの対策が肝心です。 てんかんの治療は主に投薬治療で行われており、テグレトールといった向精神薬を服用します。脳の神経細胞の電気信号の働きの異常が関係して、てんかんの症状は起こります。テグレトールは神経の電気信号により興奮状態が起こらないように、興奮状態になる元となるNa+チャネルと呼ばれるグルタミン神経の受容体の動きを遮断してんかんの症状を予防する効果があるのです。テグレトールはてんかんの症状全体に効果がありますが、部分的にでるてんかんに特によく効きます。 テグレトールを服用する際には、飲む量に注意が必要です。必要量以上を服用すると、体に副作用が出てしまう恐れがあります。副作用は眠気やめまい、集中力の低下、食欲の低下や吐き気、肝臓機能の働きの低下など。眠気やめまいの症状が強く出やすく、ひどい場合には日常生活に影響が出るほどになります。このような副作用が出ないようにするためにも、必要な量を守って服用するようにしましょう。