アーカイブ | 9月 2016

  • テグレトールの薬効と注意すべき食べ物

    テグレトールはてんかん発作に使用される向精神薬です。 テグレトールの主成分、カルバマゼピンは長い歴史をもつ薬品で、その薬効はてんかんの部分発作に非常に有効であるとされています。 テグレトールはNaチャネル阻害薬と呼ばれ、脳の興奮シグナルを伝えるNaチャネルの働きを妨げることで、興奮を鎮め、気分の安定を図る働きがあります。 また、テグレトールはハイリスク薬でもあります。 ハイリスク薬とは特に安全管理が必要な薬品の総称で、誤った服用方法を行った際のリスクが非常に高い薬品を意味します。 テグレトールの服用に際しては、最初に最小限量の服用からはじめ、徐々にその量を適量まで上げていく方法がとられます。 これは治療薬物モニタリングと呼ばれる経過観察が必須となっているためです。 服用量の目安はありますが、有効薬量の個人差が大きいためとられる方法です。 主治医の指示通りに服用して初めて有効となる薬品ととらえましょう。 また、飲み合わせに注意が必要な薬品でもあるため、ほかの薬品はもとより、食べ物にも注意をする必要があります。 薬品では抗うつ薬、抗精神病薬、気管支拡張薬、抗菌薬、抗がん剤、筋弛緩薬、抗ヒスタミン薬と一緒に服用すると、てんかん発作起こりやすくなります。 食べものでは、アルコール(飲酒)やグレープフルーツと一緒にとると副作用が出やすくなることが分かっていますので注意が必要です。 副作用の症状は多岐にわたりますが、一番多くみられるのが眠気、めまい、倦怠感、頭痛、吐き気、発疹などです。 さらに健康を増進する目的のサプリメントにも注意が必要です。 セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)を含むサプリメントと一緒にとった場合は、薬効を弱めてしまうことがわかっています。 どんなことでも主治医に相談して、快適な毎日を送れるように心がけましょう。